































【「バカラ」と「和」と「キッチン」が織りなす静かな華やぎの住まい】
京都市内中心部からやや離れた
昔ながらの街並みが残る穏やかな地域に
新築のアパートメントが建設されました。
その最上階にオーナー様のご新築が計画され
インテリアを担当させていただきました。
ご要望は既にご購入済みの
「バカラ」のシャンデリアと
キャンディライト×6灯をどこかに
取り入れたいということ。
さらに打ち合わせを重ねる中で「和」の趣も
お好みであることが感じ取れました。
そしてもうひとつ大切な要素が「キッチン」。
奥様は料理教室を開いており
ご自宅で教室を開く予定はないものの
キッチンへのこだわりはひと際
強いものがありました。
使い勝手はもちろんのこと
空間としての美しさも欠かせない条件でした。
「バカラ」と「和」と「キッチン」
この3つの個性をいかに美しく調和させるかが
今回の大きなテーマとなりした。
バカラのシャンデリアは空間を一瞬で
華やかにしますが、過度に派手にならないよう
素材や色選びは慎重に重ねました。
透明感のある輝きを生かしながら
全体のトーンを整え、
上品な華やぎへと昇華させています。
特にこだわったのは玄関収納と
そこから続くテレビボードの意匠です。
扉にはファブリックを張り取手は真鍮を採用。
ファブリック扉が生む上質感はこの住まいの
印象を静かに格上げしてくれています。
キッチンのアイランドには天然石を採用。
岐阜県・関ケ原石材まで足を運び
石の選定から石取りの位置まで丁寧に
確認しています。
選んだのはブラジル産の「チェッポディボルビ」
砂浜に散りばめられた貝殻のような、
独特の表情を持ちながら
全体に自然と溶け込む色合いで
空間の美しいアクセントとなりました。
ダイニングテーブルはオーナー様ご新調の
一枚板。
その存在感に寄り添う照明として選んだのは
LASVITの「Neverending Glory」です。
クラシカルなシャンデリアを思わせる
フォルムでありながら輝きを抑えた
しなやかなデザイン。
バカラの華やかな照明とはあえて
少し雰囲気を変え、シックでエレガントな
バランスで空間をまとめました。
住まい全体はどこを見ても同じ色調の
記憶がやわらかく連なり
素材や質感は異なりながらも
色のグラデーションとメリハリによって
統一感を生み出しています。
天井に設けたアールの間接照明も
空間に柔らかな陰影をもたらし
静かな奥行きを与えています。
奥様こだわりのキッチンを核に
大きな窓からの景色をしっかり感じられる
設計とすることで抜け感のある心地よく
呼吸するような空間に仕上がりました。
さらにアートを愛されるオーナー様の
コレクションが空間に添えられると
ひときわ印象深い情景を生み出しました。
華やかさと静けさ
洋と和
機能美と意匠性
それぞれが主張しすぎることなく調和した
凛とした佇まいの住まいとなりました。
設計施工:積水ハウス㈱シャーメゾン
ソファ:assina
ソファテーブル:施主支給/造作
オットマン:Cassina
ダイニングテーブル:施主支給
ダイニングチェア:Time&Style
ハイチェア:Time&Stayle
アウトドア:NICHIES
ダイニング上ペンダント:yamagiwa「LASVIT」
玄関リビング収納:東邦家具
撮影:ヤマナカヨウヘイ
