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M HOUSE 2022

大阪市内の閑静な住宅街。
4人の子供さんの成長を願い
新たな暮らしを生き生きと
楽しめるように
空間と機能を充実させたプランです。

5階建てプラス屋上という聳え立つ建物は

1階ガレージと玄関
2階ご主人のプライベートゾーン
3階水回りとプライベートゾーン
4階リビング
5階一部吹抜けとプレイルーム

という贅沢なプランとなってます。

LDKの広々としたおおらかな空間と
その先の抜け感たっぷりの窓からの景色が
豊かな暮らしの一幕となっています。

その中でのインテリアのこだわりは
壁一面に配したウォールナットの扉収納。
自然な素材を取り入れたいご夫婦のご希望もあり
あえて荒々しい自然な木目を採用し
ダイナミックで有機的に仕上げています。

キッチンからリビングへと続く扉は
見た目だけでなく
収納としても充実しています。
中の仕様は奥様と詳細に打合せをして
機能にもこだわりました。

打合せ当初からグリーンの配置を決め
それに合わせて家具のプランを
考えています。
そのグリーンは
リビングとダイニングを優しく仕切り
空間にリズムと見え過ぎない、
家族がホッとする場を作っています。

シンボリックなグリーンは
そら植物園/西畠清順さんが手がけられています。

日々の「ただいま」を優しく迎えてくれる
玄関前のグリーンの壁は
左官職人 久住有生さんの作品です。

中に入るとリビングと同じ
荒く有機的なウォールナットの
シューズクロークの扉。
ミラーを使用することで
奥行を広く見せる工夫をしています。

プライベートのお部屋も
それぞれこだわりました。

ご主人専用の
ウォークインクローゼットは
趣味のキャップを並べる棚を作ったり
衣類を仕分けし
何をどこに収納するかを
丁寧に打合せをし
全て造作にて計画をしています。

奥様のランドリールームは
お気に入りのトランプ柄のクロス。
ジャンポール・ゴルチエを採用。
明るく清潔感の中に
個性が光る空間となりました。

洗面化粧台は奥様の希望の
壁出し水栓。
扉を一部カットし
中にセットした
ゴミ箱へゴミを捨てられるように
工夫をしています。

今回の計画では
暮らしのプロである奥様が
たくさんのアイディアを出してくだいました。

家族それぞれに合った暮らしが
そこにあり、
暮らしの工夫の大切さを感じることが
でき、私自身とても勉強になりました。

温かい家族の場を末永く
楽しんでいただけることを
願います。

設計:Style-A 駒井陽次
施工:三恵工業株式会社
造作家具:株式会社小林木工
キッチン:Nobilia
置き家具:arflex
ラグ:SPRING VALLEY
撮影:児玉悠
   西松史純

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